中国 雲南省プーアルピーチ アナエロビック製法
生産地 | Lansuo, Pu'er City, Yunnan Province |
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標高 | 1700 |
生産者 | So |
品種 | Catimor |
精製方法 | アナエロビック |
焙煎度 | ミディアムロースト(浅煎り) |
FLAVOR NOTE
熟れた黄桃とリキュールが重なる、甘美で芳醇な果実感
中国・雲南省から届いたアナエロビック製法によるこのロットは、梅や黄桃、プルーンのような熟れた果実感とふんわり漂うリキュールのような風味が印象的です。
ドライではすっきりとした酸味とプラムのような香り、クラストではまろやかで発酵感を含んだ香りが立ち上がり、ブレイクでは桃のようなジューシーなニュアンスが顔を出します。カップの中では、発酵由来の複雑さとドライフルーツを思わせる甘酸っぱさが層をなして広がり、冷めてくるにつれて熟れた桃やプルーン、そしてほんのりとしたビター感が余韻を引き締めます。
リッチでありながら透明感があり、フルーツリキュールのように長く続くアフターテイスト。デザートとのペアリングにも最適な、華やかさと奥行きを備えた一杯です。
酸味ー★ーーー苦味
キレーーー★ーコク
ORIGIN PROFILE
美しいプーアル茶の畑が広がる、中国雲南省。メコン川の源流が流れだし、色とりどりの花が咲く。まさに桃源郷のような、山奥の秘境でとれたコーヒーです。
近年は、コーヒー市場価格の下落や環境負荷増大への懸念が高まっています。そこでプーアル市と、日本と現地の大学と企業とで協働し、南嶺という山の標高2000m付近の地域を中心に、高品質でかつ環境負荷の小さい農業の実践を目指すプロジェクトが始まっています。
プーアル茶の製法からもヒントを得て、70種類以上もの実験ののちに完成させた、アナエアロビコ「Anaerobic Fermentation (嫌気性発酵)」の後に乾燥をさせながら2次発酵をさせる、ダブルファーメンテーションのナチュラルプロセス。